2012年03月19日

【T factory】P.P.Pasolini'sAFFABULAZIONE 騙り。

《劇団さんに聞きました!VOL86》

T factory 
P.P.Pasolini'sAFFABULAZIONE 騙り。
座・高円寺1(東京都) 2012/4/18(水)〜2012/4/22(日)
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T factory


<このシリーズについて>
この作品は、昨年の『豚小屋』につづき、
1960-70年代に活躍したイタリアの詩人、映画監督として知られるパゾリーニの遺した戯曲を、
初翻訳・日本初演しようというシリーズの第二弾です。

ティーファクトリーは、川村毅の新作戯曲をプロデュースするカンパニーなのですが、
2010年、30周年に川村毅初期代表作連作『新宿八犬伝』を25年かけて完結しまして、
これを一つの区切りとして、
翌2011年から、川村が少年期にその映画に多大な影響を受け、
いつか上演したいと願っていたパゾリーニの戯曲作品連続上演に取り組んでいます。

イタリアで出版されているパゾリーニ戯曲集には代表的な6作品がおさめられています。
その6作品全てを川村毅構成・演出にて日本初演しようという企画で、
今年10月にはテアトルBONBONで、第三弾『文体の獣』を上演予定、現在翻訳していただいているところです。


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<どんなストーリーですか?>
ほぼ同時期につくられたパゾリーニ監督映画『アポロンの地獄』(原題:オイディプス王)と呼応しあっているようです。
オイディプスの父と息子の物語が反転したりねじれたりしながら、息子を理解しようとする父の夢や苦悩が描かれています。
そしてそれは父子の物語だけではなく、理解しあおうとする世代間、価値観の葛藤でもあります。

映画で国際的評価を受けつつも最期まで詩人として言葉にこだわり続け、
53歳で不審死を遂げたパゾリーニ自身の痛々しい葛藤も感じます。


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<みどころを教えてください>
『騙り。』というタイトルのように、ひたすらことばでかたられたギリシャ悲劇のような詩劇です。

父役の手塚とおるさんをはじめとする個性派俳優たちの演技のセクシーさ、
シンプルな舞台に浮かび上がる宇野亜喜良さんの衣裳・美粧による美しいビジュアル、
川村毅の巧みな構成・演出、
映像・音・光等を駆使しながら、美しい詩劇の舞台を創ります。


<今回の公演の予定上演時間・休憩はありますか?>
1時間30〜40分くらいの予定、一幕です。


<どんな人に見てもらいたいですか?>
パゾリーニ映画を懐かしむ世代の皆さんにも、名前すら初耳の若い世代の皆さんにも、
是非、何故今パゾリーニなのかを感じていただけると嬉しいです。


<初めて見る人へメッセージ>
「それを解く必要はない、謎ではないから。
しかし知らなければならない、触れ、見、聴かなければならない−−神秘だから…」
…劇中の台詞です。

どうぞ難しく考えず、感じる楽しみに浸ってください!


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公演詳細はこちら
T factory




posted by eplus at 14:52| 劇団さんに聞きました | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする